恥ずかしい村上春樹。
店頭に1Q84、BOOK3が山積みされている。
なぜだろう、ためらいがある。
手にとるのが…
店員に渡すのが…
そう、恥ずかしいのだ、
春樹を買うのが。
昔からファンだったのに、なぜだ?
……
なんだろうう。それって。
ノルウェイ以前ならそんな事は無かった。
進んで店員に、むんずと
渡していたくらいだ。
ノーベル賞、ハルキストが出始めたあたりから
変になってきた、マワリが
……
映画を見に行く前に
あらすじが雑誌や新聞に書いてある。
中には起承転結の「転」まで書いてある。
TVでも紹介していたりする。
その度毎に顔を反らす。なんだ、そりゃ。
ゆとり教育もいい加減にしろって。
余計な情報はいらない。
自分で判断して、
自分で理解して、
自分で納得する。
自分の頭で、
こーどーする。
自分の意思はないのか!まったく。
おっと、大丈夫よ。
僕は怒っていないよぉ。
やれやれ
※初稿20100426
「街とその不確かな壁」
以前の文体風だが「羊をめぐる」の時の感覚で読めなくなった自分がいる。