2023年3月 | MAREBITO古道具

2023-03

コラム

豊作祈願雨フレ傘祭り

豊作祈願雨フレ傘祭り 異常な数の傘が紐で束ねられ、捨てられている。ん。今日は燃えないゴミの日か。と、ぼんやり考えながら駅へと向う。しばらくすると、また傘が捨ててある。ん。なんだ?先ほどの数では無いけれど、また束ねられている。どの傘も...
コラム

飛び跳ねる財布

飛び跳ねる財布 君は飛び跳ねる財布を見たことがあるか?僕はある。それは何度も踏まれ、飛び上がり持ち主の目の前で繰り広げられる。おぞましい、非情なお仕置き。どうだ、お主。これでも吐かぬか、おまえの大切な財布はこうだ、オラオラと。通勤ラ...
コラム

くしゃくしゃを受入れる

くしゃくしゃを受入れる※初稿20110406 さようでございますか。そうしますと…眼鏡をかけた小さな男、痩せたアライグマ似が僕の横で1万円札をくしゃくしゃにしている。銀行のATMでの出来事。しわくちゃのお札は読み込んだのだが新札は何...
コラム

犬になられる世代

犬になられる世代 ※初稿20110402 犬になること。10代と、40代とでは違う。全然ちがう。【警告】シゲキがあると思われる含みがあるので真面目な方、上品なご婦人方はご退席ください小学生の頃。好きなあの子、犬を飼っていた。小さな犬...
コラム

自粛する花粉

自粛する花粉 ※初稿20110331 自粛の風が吹き荒れていた春の話 震災のニュースが大きすぎて花粉の話題は影を潜めている風に感じる。テレビの「あんじ」のようなイメージ映像。スギの飛散の映像が流されないのでほっとしているのだが今年は...
コラム

こういう時だからこそ。

こういう時だからこそ。※初稿20110323 震災から2週間後のコラム こういう時だからこそ慌てず、冷静に普段の通りの事をちゃんとする。目の前のやるべき事をする。大切な事だ。いつもの通勤道路。小太りな白バイが待ちぶせしている。(僕が...
コラム

毒ヘビと化すシャワー

毒ヘビと化すシャワー ※初稿20110330 新しいスポーツクラブがオープンして約半数の会員がそちらへ流れた。今や、僕が通う老舗にはオープン当時からのおばさんや、おじいが残った。経年による施設の老朽化も歪めない。現状、キビシい状況な...
コラム

無事です

無事です その時、六本木にいた。無数の人たちが舗道にまであふれ皆、携帯を睨んでいるが繋がっていない様子。僕のも繋がらず。電車も止まっている。次の打合せはキャンセル茅場町、MAREBITOまで歩きを覚悟する。やはり、この有様だった事務...
コラム

古い男と思わせぶりな女。

古い男と思わせぶりな女。※初稿20110305 古いステレオアンプを使っている。30年も前のテクニクス。実家の押し入れから大きなスピーカーとともにMAREBITOへ送ってもらった。思春期にお世話になったこのステレオ。彼女の低音と音圧...
コラム

私のこと。どれくらい好き?

私のこと。どれくらい好き? ※初稿20110328 かたちの無いものや見えないモノ、曖昧な事柄をのは難しい。確か村上春樹は「春の子熊と抱きあって丘の斜面をころころ転がるくらい」とノルウェイの森で喩えていた。「どれくらい好き、私の事?...
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