おかわり出来る美人
その昔、全日本プロレスを見に行った。
試合前、ジャイアント馬場のサイン会。
人だかりの中心に 座っていたのだが
近くで見る彼は想像を絶する大きさで
すぐにそれが馬場とは判らなかった。
遠近法がつかめず、ちょっとした置物の様に感じたのだ。
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MAREBITOに、綺麗な人がやって来た。
どこかで見た事あるなあ…
誰だ?
近くで見る彼女はキラキラしていて初め、
それがエビちゃんとは判らなかった。
いつもはコウカクが上がっているイメージ。
声を聞いて、それがエビちゃんだと判ったのだ。
そう、蛯原 友里。
20分程で撮影は終了
そよ風の様に何もなかった如く去って行った、エビちゃん。
彼女が去った後のMAREBITO。
何時間も経っているのに、
何とも言えぬ、「いい香り」が残っていた。
いつまでもエビちゃんがそこにいる
ふう。
うーむうぅぅ。
なんなんだぁ、このにほい うわぁ。
まるでそれは、ご飯を何杯もおかわり出来る位の
「いい香り」なのだった…
さすがだなぁ、表舞台の人たちは。
AneCan2011年 2月号 p151 小ちゃく載ってます。
▲ エビちゃんの座った破れた椅子、あります。満腹になったMAREBITO主もいます。
初稿20141001