「ごいっしょに」を見た！

雨が降っているのだが、ビールが飲みたい。
別に天気は関係ないが、ヘトヘトなのだ。

冷蔵庫にビールが無い事を思い出し
帰宅途中のコンビニに寄る。

僕は酒豪でないので350ml、1本で事足りる。

レジ前、今ではもう呆れて怒りすら薄れてしまった
あの「20歳以上、画面にタッチ！」を求められる…
（お役所仕事のあれ、腹立たしい！）

トホホ顔で指示にしたがうと間髪入れず

ビールとご一緒に「熱、熱の竜田揚げ」は
いかがですか？と、早口で切り込んでくる。

熱田揚げ？

ん？なんだ？

竜田揚げか。

早口で聞き取れないぞ！勧めているのか！おいおい。
マニュアルだな、これは。
いちいち言わされちゃって、キミも大変だ。
雇われているのだからしょうがない。
お上の指示は絶対なのだから。

け！
いらねーよ、竜田揚げは！
熱田揚げってなんだよ！
ちゃんと、ちゃぺれよ！

自分の聞き間違いだが、大声で叫んでやったさ！

心の声だけど。

いえ、結構です。と、
丁重にお断りをする。
そんな押し売り、誰が買うのだ！ばーか。

フツフツとした怒りと
わらわらわらの疑問を抱きながら表に出ると、
ビール缶を片手に竜田揚げを口にほおばる
労働者が目に入る。
しかも500ml。

ぷっ！

傘を開きながら、思わず吹き出してしまった。

扇風機と一緒に、冷え冷えのかき氷器はいかがですかぁ〜

※初稿　20130610