放屁の行方 | MAREBITO古道具

放屁の行方

放屁の行方

骨董市出店の朝は早く、
ちゃんとした朝食は摂れない。
身体の燃料補給が出来ぬママ
古道具を並べ、お客を待つ事になる。

毎朝快便、規則正しいMARE主の大腸…
なので、おなかに変調をきたすのである。
朝食を摂らぬお腹はふくれ
放屁が出てしまう。

ぷすぅ ぷすぅ

隣の出店業者さんにばれぬよう、風の動きを読みながら
(それはまるでナウシカの如く…)
不可解な動きで放屁を執り行っているMARE主。
(匂いはない。燃料は入っていないのだから)

ぷすぅ ぷすぅ

放屁放出。

おなかの張りは取れてきたが、
今度は本当の主の出番の様相…
(補給していないのになぜ?)

慌てて神社横のトイレに駆け込む!
ウォシュレットなど期待してはいけない。
なにせ、ここは神社横の公衆トイレなのだ…

もう不可解な動きをする必要はないぞ。
ナウシカともおさらばじゃ!
半笑いで全筋力をおなかに集中して、気張る!

う!



ぷー

え!なんで…

それはまるで、おもちゃのラッパのごとく、
神社横のトイレに響き渡る。

ち!

自分の放屁に舌打ちをし、なぜか水を流してしまう…
おなかの張りは解消できたのだが、
気持ちのもやもやは残ったまま
接客に戻るMARE主なのであった…

▲おもちゃのラッパはありませんが、クラリネット部品あります。


初稿20140827

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