向こう側の年齢。
久々のデザイン仕事で泊まりになった。
ソファーの上で睡眠はとったのだが、
若い頃の様にすぐには起き上がれない。
ダメージが半端ないのだ…
掛声とともに起き上がり、トイレへ行く。
用を足して振り向く…
うわあ!
後頭部が陥没した、ド黒のおじいちゃんが立っている!
ん!なんだ、おれか。
鏡に映った自分。
艶の無い髪の毛は頭皮に張り付き
陥没跡の様な、まだらな寝癖。
露天商の性、紫外線にやられた表皮は
ドス黒くしっかりとシワを浮かび上がらせている。
決してオサレではない口ヒゲ(無精ヒゲ)
自分の知らなかった素顔、年齢が向こう側、鏡の中にいた!
歳とったわ。
誰もいない早朝のMAREBITO トイレ。
しみじみ、ぼそりとつぶやくMARE主であった。
ああ、南無阿弥だぶ。南無阿弥だぶ…
気がついていなかった、もう一人の自分発見!
鏡、何枚かストックあります!
初稿20130919