プロの彼は足早。
とてつもなく嫌な思いをした。
古道具商なら誰もが経験済みか?
骨董市での出来事。
MARE主:××××円です。
客:間髪入れず「高!」
すぐにカメラを戻す客。
MARE主:相場ではそれぐらいでしたよ。
相場調べが甘かったのかもしれない…
しかし感情的に出たその物言いは、どうかと思った。
「うっそだあ〜」
一瞬呆れたような、懐疑的な発言は
MARE主を多いに傷つけた。
いやいや、ネットで調べ…
僕はその先まで話をしようとしたが
一言「僕はプロだから」と、
素早く立ち上がり
踵を返して人混みに消えていった。
え!
残された、MARE主。彼とのやり取りはもう出来ない。
まるで当て逃げの様に去っていったプロの彼。
プロ?
何のだ?
カメラマンなのか?
もしくは銀座の中古カメラ屋?
なら、理解出来る。
僕よりははるかに詳しいはずだ。
ただ、言い逃げはないだろ。
(ここでオラ!とか。コラ!とか書きたいがやめておく)
別に嘘をついて、商品を売ってはいないし
相場を考えた上での
自分なりの時価でヤリトリしている。
今後の為に、彼の意見も聞きたかったのに。
プロの彼はこちらの説明も聞かずに、ぷい。
そこに、彼の感情のセッカチさが見えて、
気分が悪くなった。
モノに対する温度差は人それぞれ。
沸騰してはいけないのだ。
もっと勉強して、プロになります。古道具の。
※初稿20121105 久しぶりに読み返しても、毎度腹が立つ。