逆転そわそわ。 | MAREBITO古道具

逆転そわそわ。

逆転そわそわ。

ぐばあるるるるぐ。
ばあぁ、ばあぴゅううう。

千歳空港に着く前に起こされた!
若いママと赤ちゃんが
隣の席に座ってきたのだ。

赤ちゃんは落ち着かないらしく、
そわそわと手足を
バタバタさせているのがわかる。

ぐばあるるるるぐ。
ばあぁ、ばあぴゅううう。

うとうとの頭の中。
駄目だ!もう寝れない!最悪。
(MARE主、闇の声)と思った瞬間、赤ちゃんの

ばあぁ、ばあぴゅううう。は
無くなり静かになった。

ん?

MARE主の無言のオーラが伝わったのか!?と
目を開けて隣を見てみると、
若きママは授乳の最中であった。

えっ!

は?

お!

もちろん授乳用のお乳ガード布
(名称を知らない)をまとっていたが、
慌てたMARE主、
すぐに目を閉じて寝たふりを再開する。

もう、睡眠はやってこない。
隣では、授乳がはじまっているのだ…
ミニスカママの授乳が…

赤ちゃんの「そわそわ」は止まったのだが、
MARE主の「そわそわ」がはじまったのだった。

ばあぁ、ばあぴゅううう。
(MARE主、心の葛藤)



落ち着かないMARE主を乗せた電車は
千歳空港へ向かっていたのだ。

授乳は出来ませんが、乳牛はいます。


初稿201201027

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