犬になられる世代 | MAREBITO古道具

犬になられる世代

犬になられる世代 ※初稿20110402

犬になること。

10代と、40代とでは違う。
全然ちがう。


【警告】
シゲキがあると思われる含みがあるので
真面目な方、上品なご婦人方は
ご退席ください


小学生の頃。
好きなあの子、
犬を飼っていた。

小さな犬。
彼女はいつもポピー(たぶんそんな名前)と
一緒に寝ていると言っていた。
いつでもどこでもポピーと一緒。
部屋の中だって、着替え中だって…
どんな時でも。

既に妄想のカタマリだった
小学生の僕は羨ましくてしょうがなかった。のだ。

その犬になりたい。と。


【注意】
早く退席して下さい、
そこの上方のご婦人!



20代の頃、社内一のキレイどころの彼女。
黄色と白のストライプなスカートを履いていた。

彼女のスカート。
男子社員は釘付けだ。
それはまるでミツバチのお尻のように、
丸みがあったのだ。
ぼそりと同僚はつぶやいた


嗚呼、一度で良いから彼女に刺されたいなぁ と…

ちと、犬の話から逸脱したけれど、
哀しき雄のサガを感じたりもする。


40代になった今、
妄想のカタマリ犬はそこにはいない。
想像力から脱却し、
もはや快楽を欲しているのだ。

あなたの犬にしてください。

僕は決して、そのタイプではないのだが、
ある意味、そんな犬になる事も
悪くないんじゃないかと
おもったりも、
することが、
あったりも、
するけれど、
なかったりもする。


10代の犬とでは意味が違う。
40代には悲哀や奥深さを感じられる。
犬になる事とは、凄いことなのだ。



既に50代。犬など関係なく、
塩や味噌を買うために、生活するために
あなたに椅子を売りたい。


もう犬は関係なくなっているのだった……


▲ MAREBITO主の名前は「太」。「犬」!と何度も言われた。 

※初稿20110402

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