気にしなくなると、刺す。
恋をしなくなったり、
人に会わなくなると
身なりを気にしなくなる。
残念な事にMARE主もそうなりつつある。
人生の最終コーナーにさしかかった、
おじいもそうかも知れない。
人目を気にしない。
自宅に居るような振る舞い。
そう、気にしなくなると、刺す。のだ。
おじいの耳から
ハリガネが飛び出ている!
昭和の玩具、
ロボットのアンテナのごとく、
にょきっと横に…
うわっ!?
よく見ると。綿棒。
耳に差しながら歩くおじい。
凝視して見ると、
片方の耳にも差し込んでいる!
右、左、とホジホジしながら、
ヨタヨタ歩くおじい。
ん。
もしやコレは「やじろべい」のごとく、
「綱渡り」のごとく、
バランスをといっているのだな。
人目を気にしなくなったのではない。
ヨタヨタなので、
棒でバランスを取っていたのだな…
やるな、おじい。

▲ 耳かきはありませんが、歯科用ミラーはあります。MAREBITO
※初稿20120627