ドヤな態度なヒト。 | MAREBITO古道具

ドヤな態度なヒト。

ドヤな態度なヒト。

いらっしゃい、まぁーせえー♪ 
お決まりでしょうかぁ。
今ならセットでドリンクがお得ですがぁ♪
よろしかったですかぁ♪

そこまでしなくても良いのだ。
そこまでは期待はしていなかったが、
やはり此処は平常心では
いられなくなるところなのだ。


「ん、何?」


「×××の申請用紙が欲しいですが。」


「おたく、パソコン見れる?」


「はい。」


「そこに書いてあるから。」


………


「申請書を取りに来たのですが」


「ん!」ドヤドヤドヤ。


(ちょっと、目上風の上司、上手から登場)


「ひとりでやんの?」


「はい」

何やらぶつぶつ、
引き出しを物色中の二人。
料金が知りたかった俺なのだが、
またしても、嫌な気分につつまれる…


判らないな、この人たちは。


「次、来るとき電話して。
担当が居ない事もあるから… 」


またか。
ここもか。


申請用紙のみを受け取り、
ふと机の上に目をやると
手数料の用紙があった。


おっ!「これ頂けないのですか?」

「ん?」



「料金書いてありますよ。これ。」

「ん?」



「ああ」
「その料金、覚えていって」
えっ!「説明用だから、それ。」 
ドヤドヤさんは面倒くさそうに、
言った。


……


コレが欲しくて、
来たんじゃ、おら!
もちろん心の声だ。
逆上し、
机の上の書類をぶちまけた、おれ。

もちろん心の行動。

若者衆に羽交い締めにされた、おれ。

こころの中で想像。

このままドヤさんとのやり取りを進めたら、
僕の平常心も限界。
逮捕される前に退散が望ましい。
ここは警察署なのだ。


別に裏声で対応してくれなくてもいい。
笑顔もなくてもいい。ふつーの対応でいいのに。
威圧的で高飛車な態度。
何が、このドヤさんをそうさせているのだ。
目上に対しては従順なんだろううな。
頑張ってくれよ。まったく。

なんだか、残念。

バランス悪し。世の中は。


※初稿20100524

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