実家スイッチ 20090806 初稿
故郷の北海道から古いステレオが届いた。
![](https://marebito-furudogu.com/wp-content/uploads/2022/11/93b0eb021a5e66275d8365a85cd218d1_f7c215fb2399b2b19fd630f5bafb5cd0.jpg)
![](https://marebito-furudogu.com/wp-content/uploads/2022/11/9306b291a6cc2565f0b19c65e57c84e5_dd8d4c551d47c7c6c42fed817399463b.jpg)
本体は子象のように大きいので
必要な機械部品のみ取り外して、
別の小振りなキャビネットに入れ込む作戦。
内部を分解してみる。
裏面のカバーを外すと何十年分の埃と
微かな匂いが留まっていた。
何度か解体しているが
大体はカビや湿気の「すえた」匂いなのだが、
さすがに梅雨のない北海道、
「干し草」の匂いがする。そう、「畳」の匂い!
「西日のあたる畳」の匂い。
「実家の床の間」の匂い。
「仏壇のある部屋」の匂い。
ジメジメとした梅雨明けの東京。
こんなところに実家を思い起こさせる
スイッチがあったのには驚いた。![](https://marebito-furudogu.com/wp-content/uploads/2022/11/68b4c61d5042164daa90e92f5ba0f692_3b4ed7a3a6af288269cfb9ebfe222880.jpg)
偶然にも、解体したステレオが仏壇に見えた。
さてお盆の帰省、予定はどうしようか。
過去に投稿したコラムに加筆してアップしています。